海外「なぜ”このジャンル”の日本アニメが、ここまで量産されるほどの人気を得たのでしょうか…?」 海外の反応
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redditから「なぜ異世界・ファンタジーやダンジョン系のジャンルはそんなに人気があるんだろう?」というスレの海外の反応を翻訳して紹介します。
スレ主
たくさんのアニメが似たような展開で作られている。異世界に転移して、森の中から始まり、少しずつ強くなっていく。ストーリーやテーマもすごく似ていて、中世風の世界観やダンジョンをモチーフにしたキャラクターがよく出てくる。こういう新作アニメが毎年大量に作られているのは、どうしてなんだろう?
引用元:reddit
海外の反応
海外の反応
そういう作品は、現実逃避や力の幻想を求める気持ちに応えてくれる。
だから多くの場合、主人公は特徴のない人物として描かれる。観る側が自己投影しやすくするためだ。
海外の反応
>>そういう作品は、現実逃避や力の幻想を求める気持ちに応えてくれる。
まさにこれ。人生を無駄にしたと感じている人たちにとっては、文字通りの「新たな始まり」を与えてくれる。
海外の反応
>>主人公は特徴のない人物として描かれる。観る側が自己投影しやすくするためだ。
その通り。白紙のキャラクターは自己投影しやすいw
海外の反応
普通のファンタジー作品でも十分満足できるし、単純に、ファンタジーという人気ジャンルの中の人気サブジャンルというだけなんじゃない?
海外の反応
自己投影型で個性の薄いキャラクターといえば、日本の作家は、たとえ相手がどれほど迷惑で危険であっても、極力傷つけないようにする“やさしい人”として主人公を描くことが多い。
一方、韓国や中国の作家は、名誉を守るためなら即座に相手を叩きのめすような冷酷さを持たせることが多い。ただし、仲間や信頼できる相手にはとても親切だったりもする。
海外の反応
異世界に転生した主人公という設定は、純粋なファンタジーよりも物語の構築が楽になるのかもしれない。そして、世界観がどれも似たようなものになるのは、たいていのファンタジー作品が『ドラゴンクエスト』や『ロード・オブ・ザ・リング』から強い影響を受けているか、あるいは“汎用的な世界観”の方が執筆の負担が少ないからだと思う。
つまり、手間が少なくて済むから、あるいは似たようなインスピレーション源から来ているから、ということ。
海外の反応
>>“汎用的な世界観”の方が執筆の負担が少ないからだと思う。
それに加えて、汎用的な設定にしておくことで、狙った読者層にとってわかりやすくなるという利点もある。
現在の異世界作品の多くは、小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿されたウェブ小説が元になっている。このジャンルは、そのサイト内でよく検索されるカテゴリーになっているから、多くの作家が“異世界もの”の導入にすることで読者や「いいね」を得やすくなり、出版のチャンスを得る可能性も高まる。
海外の反応
『ドラゴンクエスト』は、日本では非常に大きなゲームシリーズ。
今見られる多くの作品は、その『ドラクエ』の二次創作のようなもので、ゲーム内の仕組みがそのままの形で使われていることが多い。
「魔王」や「魔物(マモノ)」が出てくるなら、それは『ドラクエ』に由来していると思っていい。
海外の反応
「パワーファンタジー」だね――でも、俺はそれが好き。
海外の反応
異世界もののライトノベルはテンポが早く、キャラクターの掘り下げに長い物語を必要としない。これは重要な部分で、日本では多くの人が通勤中の電車内でこうした作品を読むため、それが人気を支えている。そうして人気が出たものが、やがてアニメ化される。
海外の反応
質問の答えは、すでにスレッドのタイトルに書かれている。人気があるから、だ。リアリティ番組がヒットし始めた頃、あらゆるテレビ局がこぞって似たような番組を作ったように、何かが人気になると、皆がその波に乗って似たコンテンツを出そうとする。
海外の反応
『ロード・オブ・ザ・リング』から『ダンジョンズ&ドラゴンズ』が生まれ、それが『ウィザードリィ』を生み出し、そこから『ドラゴンクエスト』へとつながった。そしてそれが枝分かれして、『スレイヤーズ』や『ロードス島戦記』のようなライトノベルやアニメが生まれ、それがさらに多くの作品、そして異世界ものへとつながっていった。
海外の反応
このジャンルには、なぜかとても惹かれる。うまく言葉にはできないけれど。気になる放送中のアニメを観終えたあとには、何となく適当な“くだらない”異世界ものを観てしまうことがよくある。ただ、その中にも本当に良い作品がある。
海外の反応
現代日本を舞台にした“良質な”作品よりも、“テンプレ的な”異世界もののほうが楽しいと感じるくらい、人々はファンタジーを好んでいる。
自分もその一人。
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経済や世界が崩れていく中で、現実逃避の需要はますます高まっている。そして正直なところ、それを求める人々を責めることはできないよね。
海外の反応
>>現実逃避の需要はますます高まっている。
産業革命以前の世界を美化し、そこに力の幻想を加えたような作品が好まれている。
もはや、未来を思い描くことで現実から逃れるという発想は支持されていない。業界に“未来を示す存在”がいなくなったことも一因だ。
海外の反応
現代の価値観や感性を持つ人間がファンタジーの世界に置かれる構図。
そのほうが、「その世界に生まれ育った人間がなぜ現代的な倫理観を持っているのか」を説明する必要がなく、話が通りやすい。
中世風の文明、亜人種、魔法といった要素も、単純に多くの人が好む物語の型だから使われている。
多くの作品は、人気の傾向に乗って収益を上げるために作られているだけ。
海外の反応
作家の視点から言えば、こうしたジャンルはとても都合が良い。世界観の構築にそれほど頭を使う必要がなく、すでに共通認識として存在する設定を使える。
読者にとってもわかりやすく、理解に時間がかからないため、説明も少なくて済む。
読者としても、出てくる魔物などの姿が想像しやすく、没入感を得やすい。完全に新しい生き物を文章だけで想像させるのは難しいし、作画する側にとっても、既存のデザインで描けるので負担が少ない。
海外の反応
現実逃避のためにファンタジーがあるからだよ。
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何のストレスもない穏やかな生活、より良い世界への逃避、超人的な力を持ち、20代の女性たちが平凡な男に夢中になる――そうした構図が今、人気を集めている。
海外の反応
人気がある理由は明白。頭を使わずに楽しめる娯楽として入りやすく、笑いやアクション、少しのファンタジー要素が含まれている。
傑作とは言えなくても、それなりに楽しめる作品が多い。
海外の反応
これは時代の流れによるものだよ。
何が流行るか、何が好まれるかを決めるのは、政治ではなく「時代」そのもの。
昨日の味方が、明日の敵になることもある。
我々が向き合う最大の敵は、共産主義でも資本主義でもなく、「時代」という存在そのものだ。
海外の反応
異世界ものは、小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた。ファンによって、ファンのために書かれた素人のウェブ小説が出発点。
つまり、出版社にとってはリスクが少ない。人気のある作品を拾い上げれば、すでに一定の読者がついているため、"新作なのに失敗する"というリスクを避けられる。
その後は、同じサイクルをマンガやアニメへと繰り返す。そして、ごく一部の本当に成功した作品だけが複数シーズン展開される。
海外の反応
人々が退屈な日常から逃れたいと思うときに、それを可能にしてくれるから。
(管理人)異世界アニメはジャンクフードみたいな中毒性があって、毎クール自分の好みに合った作品を探してなんだかんだで面白く観られてます。とはいえ、あきらかに供給過多では?と思うこともありますがw